もみじの「まとめノート」＝アーバンネットワークのダイヤ改正変遷＝

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アーバンネットワークダイヤ改正変遷～1996年～

1996年3月16日ダイヤ改正

○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線では、大阪発21時台を20→15分サイクル化。同時間帯に新快速1本・快速1本・普通2本を上下に増発し、新快速・快速は20→15分間隔、普通は7.5分間隔に。長浜発17時台網干行きの新快速1本を赤穂線播州赤穂(新快速の播州赤穂着の初設定(同駅発は以前から設定済み))まで、網干発16時台安土行きの快速1本を米原まで、それぞれ延長。また、震災復旧後、平日朝夕ラッシュ時に増発している臨時の新快速上下10本を利用の定着により定期列車に格上げ(うち1本の姫路発高槻行きは、大阪止めに変更)。
長岡京に土休日の快速が終日停車化(現行は平日のみ終日停車)。長浜直通列車の一部を快速・普通から新快速に変更(新快速上下29→51本、快速上下29→11本)し、京都・大阪方面への所要時間を短縮。昼間時は、新快速は長浜発着、快速は米原発着のパターンに。土休日の午前(大阪着9:44～10:59)の京都方面新快速6本連続は12連に。新快速の京都方面の行先のパターンを変更。草津発着と湖西線直通が入れ替わる。このため、新快速の米原・長浜発着はその駅を往復する運用のままであるが、草津発着と近江今津発着は交互に往復する運用に変更。よって、湖西線は8連対応のため、草津発着の新快速も8連化。また、新快速12連の組成が4(米原方)+8(姫路方)から8(米原方)+4(姫路方)の順に概ね変更。
207系1000番台3次車4連2本の計8両を吹田工場高槻派出所に追加投入。同所の207系は、6連14本・4連2本・2連14本の計120両に。207系は全て8両で運転し、運用の主体を朝夕ラッシュ時にシフト。京都発着運用が増加する一方、西明石－加古川間の乗り入れは消滅。

○湖西線では、近江今津発6時台の大阪行き快速1本、昼間時の大阪方面直通新快速9往復を線内各駅停車から、途中、西大津・比叡山坂本・堅田・近江舞子・安曇川のみの停車に変更(線内快速運転復活)。京都からの所要時間を永原20分、近江今津19分、近江舞子10分それぞれ短縮。これに伴い、通過駅の乗車チャンスを確保するため、普通を延長・増発。また、夕ラッシュ時にも大阪発近江今津行き快速を設定(線内各駅停車)。本線の207系が京都－堅田間に初乗り入れ。

○JR宝塚線・福知山線では、新三田6時台発大阪行き普通を1本増発。福知山4時台発大阪行き普通を快速化(新三田－大阪間)。西宮名塩を快速停車化。また、大阪発城崎行き普通2本が福知山止めとなり、福知山線から山陰線へ直通する列車が消滅。

○学研都市線では、207系1000番台3次車3連4本とモハ2両(1500番台)の計14両を淀川電車区に追加投入。モハ2両は、3連2本に1両ずつ組み込み、4連2本を組成。これで、同区の207系は、7連1本・4連21本・3連18本の計145両に。

○大和路線・和歌山線では、昼間時の毎時3本の大和小泉・郡山通過の快速のうち毎時1本(6往復)を和歌山線高田発着に変更。王寺－高田間は各駅に停車。これにより、天王寺－高田間は5分短縮して34分に。なお、高田快速に接続する王寺発着の普通1本を奈良まで延長して、王寺－奈良間の乗車チャンスを確保(大和小泉・郡山では毎時3→4本に)。この高田快速には103系を充当。

○阪和線・関西空港線では、関空快速のうち関西空港10時台発1本を関空特快ウィングに格上げ。これにより、関空特快ウィングは9～15時台に毎時1本体制に。これまで、昼間時のみだった関空快速のJR難波乗り入れを、JR難波発6・7・16時台、関西空港発14時台に上下4本を増発。阪和線快速のうち、天王寺－日根野で運転している朝夕の上下5本を関空快速として関西空港まで延長。関空快速のJR難波発着編成の連結位置を大阪側に変更し、JR難波－関西空港間の時間短縮(天王寺での分割併合の停車時分短縮)。関空特快ウィングの一部が8連化(これまでは全て6連運転)。阪和線内運転の223系激減(天王寺発快速2本・区間快速1本、天王寺着1本)。
特急「はるか」の新大阪－京都間臨時延長と、朝夕の臨時1往復を定期化。特急「スーパーくろしお」「くろしお」の日根野停車を4本追加。新大阪・京都発着を5本追加し、12往復に。

○嵯峨野線では、山陰線園部－綾部間(42.5km)の電化完成。二条－花園間(4.1km)の単線高架化。殿田を「日吉」に改称。日吉－胡麻間に「鍼灸大学前」開業。普通の園部での乗り換えを解消。京都－福知山間に上下29本、京都－胡麻間に上下3本を直通運転化。京都発20時台に福知山行き快速1本(快速は夕ラッシュ時3→4本に、そのうち2本は八木にも停車化)、京都着19時台の園部始発普通1本をそれぞれ増発。　

○向日町運転所が向日町操車場と統合し、京都総合運転所となる。　

1996年3月23日

大和路線の今宮－JR難波間(2.2㎞)の立体化。今宮側は高架化、JR難波側は地下化。JR難波地下駅化。また、大阪シティエアターミナル(OCAT)開業。関空快速223系2連のJR難波方先頭車(7両)に荷物室を設置、指定席を設定。

1996年4月9日

大阪環状線で、103系体質改善車営業運転開始。

1996年6月1日

JR神戸線の朝上りと大阪環状線の一部で時刻修正。
宮原電車区が宮原客車区と統合し、宮原運転所となる。

1996年7月20日ダイヤ改正

○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線では、神戸発着の普通を須磨まで延長。神戸－須磨間の普通は毎時4→8本に。また、207系の京都－草津間乗り入れ再開(1995年4月以来)。　

○湖西線では、207系の京都－堅田間の乗り入れが消滅。

1996年9月8日

学研都市線では、この日をもって103系の撤退。さよなら運転を片町－木津－平城山間に7連で運転(松井山手以東の7連の乗り入れはこれが最初で最後)。

1996年10月1日ダイヤ改正

○JR神戸線芦屋－摂津本山間に「甲南山手」駅が開業。尼崎－西明石間で時刻改正。　

1996年10月5日ダイヤ改正

○大阪環状線・桜島線・大和路線・阪和線・関西空港線で土曜が休日ダイヤに。また、朝の輸送力を増強。　

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1996年3月16日 ダイヤ改正