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アーバンネットワーク  ダイヤ改正変遷  〜2006年〜
2006年1月30日
阪和線で205系0番台運用開始。(2006年2月上旬までに、7連4本の計28両が網干総合車両所明石品質管理センターから日根野電車区に転属。サハを抜いた6連4本が103系6連運用に充当される)。
2006年2月4日
網干総合車両所明石品質管理センターの205系がこの日をもってJR神戸線・JR京都線・JR宝塚線のC電運用から撤退。(最終運用充当はA01編成)
2006年3月18日  ダイヤ改正
○アーバン各線区・各列車で所要時間並びに停車時間拡大。安全性向上計画に基づいたいわゆる“ゆとりダイヤ”の実施。全14路線1日約4700本運行するアーバンの全列車が対象となる改正で、1987年の民営化以来最大規模。また、アーバン内で約140本(約1%)の列車を削減。
○各線区の所要時間・停車時間は以下の通り。
・JR神戸線「三ノ宮→大阪」
(朝ラッシュ時)新快速の平均所要時間が23分48秒(1分29秒延)
(昼間時)新快速の平均所要時間が20分50秒(1分延)
・JR神戸線「姫路→大阪」
(朝ラッシュ時)新快速の平均所要時間が64〜66分から68〜69分
(昼間時)新快速の平均所要時間が57分から60分
・尼崎の乗り換え時間が5〜40秒増、新快速(?)の芦屋・尼崎で停車時間をそれぞれ10秒程度延長。新快速(?)三ノ宮の昼間の停車時間は40秒から70秒に。新快速の最高時速130km運転は継続。
・JR京都線「京都→大阪」
(朝ラッシュ時)新快速の平均所要時間が29分41秒(44秒延)
(昼間時)新快速の平均所要時間が28分20秒(1分10秒延)
・琵琶湖線「米原→大阪」
(朝ラッシュ時)新快速の平均所要時間が2,3分延の86〜92分に
・湖西線「近江今津→京都」
(朝ラッシュ時)普通の平均所要時間が1分程度延
・JR宝塚線「宝塚→尼崎」
(朝ラッシュ時)快速の平均所要時間が20分21秒(21秒延)
(昼間時)快速の平均所要時間が18分36秒(18秒延)
・学研都市線「松井山手→京橋」
(朝ラッシュ時)快速の平均所要時間が32分25秒(2分55秒延)
・大和路線「奈良→天王寺」
(朝ラッシュ時)区間快速の平均所要時間が41分9秒(55秒延)
・ゆめ咲き線「大阪→ユニバーサルシティ」
(昼間時?)直通普通の平均所要時間が11分10秒(30秒延)
・阪和線「日根野→天王寺」
(朝ラッシュ時)快速の平均所要時間が45分5秒(51秒延)
・阪和線・関西空港線「関西空港→大阪」
(昼間時)関空快速の平均所要時間が1分12秒延
・奈良線「宇治→京都」
(朝ラッシュ時)快速の平均所要時間が1分程度延
○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線では、昼間時のC電のうち京都-西明石系統(毎時4本)が須磨発着に区間短縮(須磨着10:57〜14:42、須磨発11:16〜15:01の上下32本)。これにより、須磨-西明石間のC電は毎時8本→4本に半減、同区間同時間帯は207系のみ(松井山手系統)入線に。また、同時間帯の須磨駅では、快速とC電の毎時4本の相互接続のうち、毎時2本が同一ホーム接続不可(跨線橋を渡る)となる。
朝ラッシュ時明けの大久保発着C電(計2往復)が西明石発着に短縮、代わりに早朝に1往復のみ大久保発着C電を設定。
昼間時に加古川発着快速が1往復増(現行網干行きと姫路発の1往復分区間短縮)。また、東加古川で新快速退避であった加古川始発上り快速が、加古川において新快速と接続実施。これにより、全ての昼間時上り快速の東加古川での新快速退避を解消。
夕ラッシュ時に残っていた現行大阪始発(17:50発)野洲行き外線快速が廃止。夕ラッシュ時の大阪方面からの草津線直通柘植行き快速が廃止、上り草津線直通は京都始発柘植行き普通6本のみに。
これまで姫路以西で4両で運転していた昼間時の播州赤穂直通新快速が、姫路以西でも8両での運転となる。また、京都において昼間時新快速発車時刻が毎時00・15・30・45分発と揃う(2000年3月改正以前に戻る)。
○湖西線では、C電の朝ラッシュ時の堅田行き、夜間の近江今津行きが消滅。これによりC電は平日朝ラッシュ時の堅田発尼崎行き1本のみに。
○播但線では、朝ラッシュ時の現行221系6連の寺前1往復の運用が、103系6連充当に変更(日根野電車区から網干総合車両所に転属した6連貫通青色編成1本を使用)。これにより、2003年12月改正からの播但線での221系の入線消滅(実際は、3/26の姫路駅山陽線高架化までは暫定で播但線運用残る)。
○嵯峨野線では、昼間時の普通の運転間隔が不均等に(京都発、現行毎時16・38・55分発→改正毎時27・38・55分発に)。また、現行117系T06編成限定の1803運用が、113系8連貫通M01編成限定の501運用となる。
○JR宝塚線では、夜間では、現行大阪始発22:11発宝塚行き普通の廃止。また、新三田行き最終快速(新三田0:54着)が廃止。これにより、新三田行きの最終快速が約20分繰り上がる(新三田0:30着)。
113系4連運用については、2005年10月改正で消滅していた8連併結運用が復活。また、321系については、昼間時のJR宝塚線C電運用が増加し、快速運用にも充当(朝の篠山口発大阪行き1本と夜の大阪発篠山口行き1本の1往復)、篠山口まで営業運転定期入線開始。
○学研都市線では、朝ラッシュ時では、放出における快速・区間快速と普通との緩急接続を廃止。これにより快速の普通後追いにより住道-京橋間の快速の所要時間が平均3分程度増加。また、朝ラッシュ時以降の木津発着快速の交換駅が、大住・祝園から松井山手・JR三山木に変更
夕ラッシュ時の区間快速京田辺行きが同志社前行きに延長、代わりに快速同志社前行きが京田辺行きに区間短縮。京橋23時台発松井山手方面行き快速2本が区間快速に格下げ(JR宝塚線内は快速)。また、長尾行き普通の廃止。四条畷以遠松井山手行き最終電車の繰り上げにより忍ヶ丘−松井山手間で新大阪最終新幹線からの接続が不可に。
○阪和線では、日根野発初電の区間快速が鳳発普通と統合し全区間普通に。朝ラッシュ時天王寺発日根野行き区間快速1本が熊取行きに区間短縮(区間快速の熊取行きは初設定?)。天王寺発6時台2本、7時台1本の区間快速が減便。2003年10月改正からの土休日の朝にあった鳳始発環状線直通区間快速が廃止。9時台の天王寺着普通が1本減便。18時台の天王寺発普通が1本減便。
○大阪環状線では、森ノ宮電車区103系・201系8連運用が1M〜12M(大和路線乗り入れ運用含む)、31M〜44Mに。また、平日昼間時に奈良電車区103系4+4の8連が環状周回運用に充当される(66A+75A。奈良電車区103系4+4は、従来は朝と夕方以降の充当)。
早朝・深夜を中心に減便実施。大阪発内回り初電が5時台に(4:48→5:01)。また、昼間時、大和路快速となる221系の天王寺折り返しについて、現行西側留置線引き上げから12・13番のりばでの折り返しとなる(代わりにゆめ咲き線直通列車が西側留置線に引き上げ)。環状周回列車で天王寺にて最大8分停車する列車が登場。
○大和路線では、昼間時の毎時6本の普通のうち毎時3本が柏原発着に区間短縮(柏原着10:20〜16:20、柏原発10:28〜16:28の上下38本)。これにより、柏原-王寺間の普通は毎時6本→3本に半減。また、朝ラッシュ明けの柏原発着1往復(9:08着、9:15発)を廃止。夕ラッシュ時の19・20時台の王寺行き普通各1本が柏原行きに区間短縮。
昼間時間帯の最終高田発着区間快速1往復が奈良発着に変更。代わりに王寺発高田行き普通と高田発JR難波行き普通を設定。平日・土休日とも天王寺16〜19時台発の全ての王寺行き普通が柏原で快速退避に、これにより、天王寺方面から高井田〜三郷への所要時間が10分程度増加し、王寺で接続する奈良方面行き列車が1本遅いスジとなる。
大阪行き大和路快速では、加茂発の発車時刻が10分程早まり木津で6〜8分停車(時間調整)するダイヤに。昼間時、新今宮におけるJR難波行き区間快速の環状線外回り列車への接続廃止。
急行「かすが」の廃止。
JR灘波での使用ホーム変更。改正前、1・2番のりば普通発着、3・4番のりば快速発着→改正後、1・2番のりば快速発着、3・4番のりば普通発着に。天王寺でも一部の大和路快速や柏原行き普通などが16番のりば発着になるなど16番のりば使用の奈良方面行き列車が増加。
昼間時の普通103系運用数は、柏原-王寺区間短縮と奈良での折り返しに余裕を持たせた(一段落とし、奈良駅北側の留置線に引き上げ)分で相殺されており、11本使用と変わらず。
○奈良線では、昼間時の京都発普通の15分等間隔運転が崩れ、12・18分間隔に。六地蔵では、城陽発普通の普通・快速各1本ずつの2本交換待ちを解消、みやこ路快速は上下とも木幡で普通と交換に。また、みやこ路快速の6連充当列車増加。
夕ラッシュ時では、京都発19・20時台の快速各1本ずつが区間快速に格下げ(京都19:21発・20:21発)。これにより、奈良行き普通が城陽行きに区間短縮。また、平日夕ラッシュ時以降の京都発快速・区間快速は19:21・21:51発(221系4連)を除いて221系6連使用。休日京都20:21発区間快速は103系4連使用に。普通列車の桃山での快速退避消滅。
京都駅の使用ホーム変更。改正前、8・10番のりば普通発着、9番のりば快速発着→改正後、8・9番のりば普通発着(快速運転時間帯は10番のりばも使用)、10番のりば快速発着(朝の区間快速1本を除く)に。
○この改正で、C電の運用が、201系と321系共通の運用(01〜23の23運用)と、321系と207系7連貫通F1編成共通の700番台運用(701〜713の13運用)に分離。
また、 日根野電車区の205系0番台については、現行6連4本にサハ4両を組み込み、8連2本と6連2本に組成を変更。103系8連運用の置き換え開始。
2006年3月26日
姫路駅周辺の山陽線の高架供用完成。
2006年5月21日  ダイヤ一部改正
○阪和線美章園〜杉本町間日根野方面下り高架化完成に伴い一部ダイヤ変更。これにより、長居駅退避は鶴ヶ丘駅退避に変更。
2006年6月  ダイヤ一部修正
○アーバン各線区で一部列車でダイヤ修正。2006年3月改正の見直しを実施。
2006年6月17日
網干総合車両所明石品質管理センターの201系体質改善車がこの日をもってJR神戸線・JR京都線・JR宝塚線のC電運用から撤退。
2006年6月25日  ダイヤ一部修正
○大和路線・奈良線でダイヤ修正。奈良駅5番のりば供用開始。昼間時における奈良駅ホームの使用状況は、1番のりば…桜井線・大和路快速大阪方面行き、2・3番のりば…大和路線普通折り返し、4番のりば…大和路快速加茂行き、5番のりば…奈良線快速と普通の折り返し。奈良駅北側の留置線撤去開始。
2006年7月30日
大阪駅新7・8番のりば(JR京都線上り方面)供用開始。
2006年10月21日  ダイヤ改正
○北陸線長浜-敦賀間、湖西線永原-近江塩津間(計44km)の直流化完成に伴う改正。
○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線・湖西線では、新快速が北陸線敦賀まで直通運転開始(現行の琵琶湖線長浜・湖西線永原までが、敦賀まで延長)。223系が敦賀まで入線開始(長浜・近江今津以北は4連)。延長区間の新快速は各駅に停車。
平日朝ラッシュ時では、現行長浜始発新快速のうち3本を、敦賀始発(2本)、近江塩津始発(1本)に区間延長して琵琶湖線経由で京都・大阪方面へ直通運転。 また、現行湖西線近江今津始発新快速(近江今津-京都間は快速)1本を、敦賀始発(敦賀-京都間は快速)に区間延長して湖西線経由で京都・大阪方面へ直通運転。また、現行北陸線木ノ本始発の米原方面行き普通2本を、敦賀始発に区間延長。これにより、長浜・米原に7時台後半〜8時台に到着する敦賀方面からの普通は、現行1本(近江塩津で乗り換え)から3本(うち1本が近江塩津で乗り換え)に増加。
昼間時では、現行毎時2本の長浜発着新快速のうち毎時1本が北陸線近江塩津発着に区間延長。また、現行毎時1本の湖西線近江今津発着新快速が北陸線敦賀発着に区間延長。これにより、大阪発京都方面新快速は、毎時00分発長浜行き(現行長浜行き)・毎時15分発湖西線経由敦賀行き(現行湖西線近江今津行き)・毎時30分発琵琶湖線経由近江塩津行き(現行長浜行き)・毎時45分発野洲行き(現行野洲行き)のパターンとなる。また、「琵琶湖線経由近江塩津着新快速と敦賀発湖西線経由新快速」、「湖西線経由敦賀行きと近江塩津発琵琶湖線経由新快速」が近江塩津にて同一ホームで接続実施。これにより、長浜方面と近江今津方面との相互移動が毎時1本確保される。なお、長浜方面と敦賀方面との接続は図られていない。また、北陸線長浜-近江塩津間では、昼間時に毎時2本を運転する時間帯を拡大。近江塩津発着の新快速1本と北陸線内の普通1本(長浜駅で長浜発着の新快速と接続(上り1本を除く))。
夕ラッシュ時では、敦賀発着新快速は琵琶湖線経由で運転(平日大阪18:22発1本のみ湖西線経由(京都-敦賀間は快速))。また、北陸線長浜発18時台に敦賀行き普通を1本増発し、17〜20時台の長浜発敦賀方面行き列車は毎時2本(大阪方面からの新快速1本と、長浜止め新快速から接続する長浜始発普通1本)となる。
新快速最長距離列車として敦賀発琵琶湖線経由播州赤穂行きが登場。湖西線と北陸線長浜方面への直通列車は、朝ラッシュ時の近江今津発米原行き普通1本のみに。また、321系が湖西線近江舞子まで入線開始。
北陸線の虎姫〜近江塩津、湖西線の北小松〜永原の各駅で、「ICOCA」導入開始。これにより湖西線は全線で、北陸線は近江塩津以南で「ICOCA」の利用が可能に。
北陸線・湖西線の直流化により、125系単行6両を増備(直流、福井地域鉄道部敦賀運転派出所配置、なお、今改正で福井地域鉄道部敦賀運転派出所に転属した元福知山運転所の125系単行8両(小浜線で充当)と共通運用)。また、521系2連5本の計10両を新製投入(交直流、福井地域鉄道部敦賀運転派出所配置、北陸線米原-敦賀-福井間と湖西線近江今津-近江塩津間に充当、実際の営業運転は2006年11月30日から)。125系・521系は米原・近江今津以北の普通に充当され、223系新快速とあわせて湖北地域は全ての電車が新型車両での運転となる。なお、今回の新快速の敦賀延長による223系の運用数の増減は無し。また、この改正より、221系の湖西線への入線が消滅。
○JR宝塚線では、同志社前17:56発新三田行き快速が宝塚行きに延長、代わりに木津17:53発宝塚行き快速が新三田行きに変更。(行先が2006年3月改正前時点に戻る)
113系4連運用については、2006年3月改正で復活していた8連併結運用が消滅。4連は331〜333の3運用(3本中3本使用)、6連は321〜324の4運用(5本中4本使用)。また、2006年3月改正で設定された321系充当の快速運用が消滅。
○この改正で、C電の運用のうち、201系と321系共通運用が01〜16の16運用、321系充当となる700番台運用が701〜719の19運用になる。
2006年11月3日
播但線で、朝ラッシュ時の現行103系6連の寺前1往復の運用が、京都総合運転所113系6連借り入れ編成充当に変更。
2006年11月29日
網干総合車両所明石品質管理センターの201系がこの日の16A(C05充当)運用をもってJR神戸線・JR京都線・JR宝塚線のC電運用から事実上撤退。(実際は、2007年3月13日改正の完全撤退まで幾度か運用に復帰する)
2006年12月20日
大和路線で、201系体質改善車営業運転開始(6連、ウグイス色、奈良電車区所属)。以後、順次投入し、奈良電車区103系6連運用を置き換え開始。(なお、大和路線での201系営業運転は既に森ノ宮車で実施済み)