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アーバンネットワーク  ダイヤ改正変遷  〜2004年〜

2004年3月11日

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線で223系2000番台3次車が営業運転開始。2004年10月改正までに順次8連6本・6連8本・4連17本の計164両を増備。

2004年3月13日  ダイヤ改正

○大和路線・奈良線では、早朝にJR灘波発京都行きの奈良線直通列車を「時刻表上」設定。全区間普通が3本、大和路線内普通奈良線内区間快速が3本(うち1本は王寺始発)。土休日は、全区間普通1本のみ。なお、従来から「運用上」大和路線からの奈良線直通列車は存在している。

○阪和線では、朝ラッシュ時の「はるか」6号(関西空港発天王寺方面)の関西空港−天王寺間で所要時間を8分短縮し、39分運転に。

○和歌山線、下田−高田間に「JR五位堂」駅が開業。また、下田の駅名称を「香芝」に改称。平日夕ラッシュ時の王寺→高田間に普通1本を増発(王寺20:52発)、これにより20時台の王寺発列車は2→3本に。

○JR宝塚線・福知山線の朝夕ラッシュ時の特急「北近畿」2往復と、山陰線の朝ラッシュ時の特急「はしだて」1往復が、6両→7両に編成増強。また、舞鶴線直通の特急「まいづる」を1往復増発。

2004年5月6日

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線で223系2000番台3次車増備に伴う運用修正を実施。網干総合車両所113系運用の一部を223系8連2運用と4連2運用で置き換え、限定で充当。これにより網干総合車両所113系の運用は、7連は6→4運用に、4連は8→7運用にそれぞれ減少。

2004年5月17日

JR宝塚線で福知山運転所113系4+4の8連運用が消滅(朝ラッシュ時の大阪−新三田1往復)。かわりに網干総合車両所221系8連1本を限定運用で充当。これにより網干総合車両所221系8連は全11本使用に。このため予備車には223系8連を使用。但し、その予備車は本線運用のみに充当し、223系がJR宝塚線に入線させないように措置。なお、福知山運転所113系の大阪乗り入れ運用は4連で残る。

2004年5月29日

阪和線で113系体質改善車編成が始めて営業運転開始。京都総合運転所より113系体質改善車4連1本が日根野電車区に転入。これ以降2007年3月までに体質改善車10本転入。

2004年6月1日

網干総合車両所明石支所が「網干総合車両所明石品質管理センター」に名称変更。

2004年6月14日

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線・湖西線・草津線・播但線で宮原総合運転所113系6連全運用(4運用)を221系6連4運用で置き換え(宮原総合運転所113系定期運用消滅)、限定で充当。これにより、湖西線に221系定期入線復活。また、従来土休日のみに入線していた播但線に平日も221系が入線開始(朝の寺前1往復)。捻出された221系6連4運用を、増備されている223系2000番台3次車6連で置き換え。これにより223系6連の運用は、2→5運用に。また、限定で223系6連1運用と223系4連1運用を設定。

2004年6月22日

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線で引き続き223系2000番台3次車増備に伴う運用修正を実施。網干総合車両所113系4連運用の一部を223系4連4運用で置き換え、限定で充当。これにより網干総合車両所113系の運用は、7連は4運用のまま、4連は7→3運用に減少。本線の網干総合車両所113系運用は大垣直通3往復と米原発着1往復のみに。

2004年10月11日

JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線・湖西線・草津線で、6月14日からの221系6連限定4運用を223系6連充当に変更。控える10月16日改正に伴う221系6連の組成変更実施のため。ちなみに、この限定運用には朝の播但線入線運用が絡むが、この分に関しては運用変更をかけ221系6連の使用にしている。

2004年10月16日  ダイヤ改正

○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線では、223系2000番台を増備(計164両)し、JR京都線を中心に平日朝夕ラッシュ時の輸送力改善を実施。
朝ラッシュ時、京都方面から大阪・三ノ宮方面では、新快速を3本増発、大阪駅着概ね7:45〜8:45に8本の運転となり、現行の12分間隔→8分間隔運転に。高槻駅では同時間帯に大阪方面に先着する新快速・快速が現行の13本→16本に増加、3〜5分間隔運転に。また、同時間帯の京都方面から大阪方面行きの快速の全てを223系に統一、130km/h運転で所要時間を短縮。さらに運転間隔を3〜11分間隔から概ね8分間隔運転に。また、大阪方面から京都以東方面では、現行京都始発新快速2本を大阪始発に区間延長(土休日は1本)。これにより、大阪発新快速の初列車が大幅に繰り上がる(現行7:28発→改正6:41発)。また、京都5:49発草津行き普通と野洲6:26発米原行き方面普通を統合、これにより大阪5:00発の普通から京都で乗り継ぐことにより、大阪方面から野洲以東方面の初電が約20分早くなる。
夕ラッシュ時では、大阪始発京都方面の新快速を3本新設定(18:22(京都から湖西線快速に)・18:37(野洲行き)・18:52(野洲行き))。これにより大阪発18:15〜19:00で運転間隔が現行15分間隔から7〜8分間隔になり乗車チャンスが拡大。一方、大阪始発柘植行き(18:50発)・近江今津行き(19:50発)快速は廃止に。
特急「びわこエクスプレス」を山科駅に、特急「はるか」を野洲駅・山科駅に新規停車化。また夜間の「びわこエクスプレス」の運転時刻を約20分繰り上げ(大阪21:37発)。
朝ラッシュ明けの快速西明石行き(現行大阪8:58発)が廃止、かわりに新快速西明石行き(大阪8:35発)が登場、快速の西明石行きは最終の1本のみに。朝ラッシュ時の大久保行きC電が現行5本→2本に減。舞子・垂水・須磨通過の快速の列車番号が5700番台に統一(従来は、大阪止め900番台、大阪以東直通1700番台)。大垣乗り入れ列車が現行の113系から221系・223系充当に変更(JR東海区間にも221系・223系進出)、実際は改正前日15日の夕方の上り送り込みから充当。

○湖西線では、JR京都線に直通する朝ラッシュ時の大阪方面行き湖西線内快速・夕ラッシュ時の大阪方面発湖西線内快速各1本が、JR京都線内で新快速運転になり速達化。夕ラッシュ時では湖西線普通の運転時刻を見直し、16時台以降の京都駅・山科駅で大阪方面からの新快速と湖西線普通がほぼ同一ホーム接続に改善。また、夜間21時台に京都発近江舞子行き普通1本を増発。これにより、京都駅21時台の普通が概ね15分間隔運転に。 昼間時の京都-堅田間普通列車には223系4連が充当される。

○JR宝塚線・福知山線では、大阪発22時台に特急「北近畿」を増発、その前の「北近畿19号」を30分繰り上げることにより、17時以降の大阪発を毎時12分発に運転間隔を揃える。また、夜行急行「だいせん」1往復を廃止。
夕方夜間の大阪発福知山行き快速の発車時刻が毎時56分発に統一(16:56〜22:56。従来は、16:56〜20:56)される。これにより、篠山口以北の各駅では終電が約25分繰り下がる。平日朝に野洲発新三田行き直通普通1本と土休日朝夜間各1本の近江今津-新三田間の直通普通が登場。
福知山所113系4連K編成の運用消滅。かわりに京都所4連C編成の運用登場。大阪乗り入れの113系列車自体は残る。ちなみに、C編成の送り込みは山陰線にて。

○大阪環状線では、広告編成(10月1日から運行開始)を大和路線内へ乗り入れさせないために、103系8連の運用を従来の1M〜26Mを、1M〜20M(大和路線内乗り入れ運用含む)・31M〜36M(全てが環状線内運用)に分割し、後者に広告編成を充当。

○阪和線・きのくに線では、特急「スーパーくろしお」を朝ラッシュ時に和歌山方面から天王寺・新大阪方面に1本、夜間に新大阪・天王寺方面から和歌山方面に1本を増発。代わりに「はんわライナー2号・7号」を廃止。現行天王寺始発の特急「スーパーくろしお1号」を新大阪始発に区間延長。また、周参見駅に特急「オーシャンアロー」3本を停車させ、全ての特急が停車化に。
美章園-杉本町間の天王寺方面上り線の高架化完成、供用開始。これにより長居駅退避は鶴ヶ丘駅退避に変更。夕ラッシュ時では、天王寺発17・19時台の天王寺-東岸和田間普通各1本ずつが減便。また、現行天王寺18:04発日根野行き快速も減便。

○嵯峨野線・山陰線では、京都駅に7時台に到着する福知山始発の特急「たんば」を1本増発。また、園部駅に全ての特急を停車化。京都18:39発園部行き快速を1本増発。これにより、京都駅18時台の快速が概ね30分間隔運転に。

○奈良線では、夕ラッシュ時京都駅発19・20時台に京都発普通を毎時各1本(19:22発宇治行き・20:22発城陽行き)増発。これにより同時間帯の普通が15分間隔運転化するとともに、京都発普通の発車時刻が9〜20時台でほぼ均一化される。また、現行京都18:20発奈良行き普通が城陽行きに区間短縮。
昼間時の六地蔵→京都間で普通の運転間隔を均等化、これにより同区間の現行10・20分間隔を是正。かわりに六地蔵手前の黄檗・木幡では運転間隔が8・22分間隔になり現行よりも偏る。六地蔵では、城陽行き普通の普通・快速各1本ずつの2本交換待ち解消、城陽発普通の普通・快速各1本ずつの2本交換待ちできる。
夕ラッシュ時に京都方面普通の桃山での快速退避できる。これにより、桃山での普通の快速退避は朝ラッシュ時の1本とあわせて平日2本・土休日1本に。木幡では夜間に京都行き普通の2番線発着(陸橋渡る)列車が復活(現行は上下の全ての列車が1番線発着(陸橋渡らなくて良い))。 2003年12月改正で221系6連充当だった京都発19:37発奈良行き普通は103系4連充当に変更、同時間帯増発のためか。かわりに京都18:52発奈良行き普通が221系6連充当に。

○この改正までに、223系2000番台3次車8連6本・6連8本・4連17本の計164両を追加投入。これにより網干総合車両所の223系は1000番台とあわせて8連38本(36運用)・6連10本(9運用)・4連52本(49運用)の計572両に。この改正より6連の新快速運用も登場。
網干総合車両所221系6連4本を8連2本・4連2本に組成変更、これにより、網干総合車両所の221系は8連13本(12運用)・6連19本(18運用)・4連22本(21運用)の計306両に。
網干総合車両所113系の定期運用消滅。これにより113系が本線運用から撤退(京都所の福知山線からの大阪乗り入れ、湖西線・草津線からの京都乗り入れを除く)。本線快速は223系と221系に統一。京都総合運転所に113系全車体質改善車の8連貫通編成1本(T編成)追加投入。従来の2本と合わせて3本3運用に。

2004年10月18日

大和路線・阪和線で女性専用車を設定。時間帯は、平日始発〜9:00・17:00〜21:00。大和路線では、103系6連使用の快速・普通列車が対象(一部乗り入れる和歌山線では王寺-高田間が対象)。車両はJR難波寄りから4両目に設定。大阪環状線直通103系8連の女性専用車は奈良方面では新今宮駅で解除、大阪方面では新今宮駅から設定。阪和線では、103系6連使用の快速・普通列車が対象。車両は天王寺寄りから4両目に設定。

2004年12月19日  ダイヤ改正

○加古川線の電化開業に伴うダイヤ改正。