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アーバンネットワーク  ダイヤ改正変遷  〜2000年〜

2000年3月11日  ダイヤ改正

○アーバンネットワークビッグアップ計画完成  

○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線への223系2000番台投入完了し、新快速を223系に統一。130km/h運転を米原−姫路間の全新快速に拡大。米原−大阪間は83→78分に、姫路−大阪間は62→57分にそれぞれ短縮。大阪−三ノ宮間は19分、大阪−京都間は27分に(このため大阪−京都間は29分運転でなくなり、京都発毎時00・15・30・45分発のパターンが崩れる)。
普通の三ノ宮到達時分を早めるために、快速の芦屋−東灘信号場間の外線運転により、芦屋での快速・普通の同時着発に変更。これによりスピードアップした新快速と普通が三ノ宮での接続を確保。新大阪駅での大阪方面新快速と普通の競合をさけるため、普通は15番線、新快速・快速は16番線に使用ホームを振り分け。

○JR宝塚線・福知山線では、昼間時、大阪−篠山口間に毎時2本の「丹波路快速」を設定。221系を投入し、4連で運転。同区間を5分短縮の61分で運転。篠山口発10時台に大阪方面快速を1本増発、同時間帯の大阪方面快速の運転間隔を改善。丹波路快速設定に伴い、これまでの昼間時における大阪−福知山間快速は篠山口で系統分割。なお、朝夕ラッシュ時には福知山へ直通の221系4+4の8連で快速運転(篠山口で分割併合、篠山口以北は4連のみ)。篠山口以北に定期で221系が初入線。この改正で221系8連貫通編成のJR宝塚線入線は消滅。

○大和路線では、朝ラッシュ時に奈良発JR難波行き区間快速を2本増発(うち1本は、高田発JR難波行き区間快速1本の置き換え。高田−王寺間は王寺発の普通を高田発に延長して補う)。夕ラッシュ時大阪方面発103系使用区間快速6本を221系に置き換え。これにより、夕・夜間の大阪方面発区間快速は大阪発19時台3本を除く全列車が221系化。なお、改正前主流であった4+2の6連大和路快速が平日は1運用のみ、休日は0本に(つまり大和路快速のほとんどが固定6連使用に)。また、休日の高田快速には2+2の4連が1運用登場。 夕ラッシュ前の大阪方面行き大和路快速の一部が奈良で系統分割、奈良始発に(加茂−奈良間は221系の普通区間列車が増加)。

○阪和線・きのくに線では、昼間時、快速(天王寺−日根野・和歌山)に221系を投入。天王寺−和歌山間を4連で最速56分で運転。これにより、阪和線の昼間時快速系は、関空・紀州路快速とあわせて、221系・223系で運転。これまで昼間時に毎時1本運転されていたきのくに線直通快速は和歌山で系統分割。221系は朝夕ラッシュ時にも4+4の8連で快速に充当。なお、221系はきのくに線にも間合いで紀伊田辺まで1往復入線。また、きのくに線紀伊田辺−新宮間でワンマン運転開始(105系2連が対象)。

○和歌山線では、113系運用を117系に置き換え(宮原総合運転所の117系300番台4連2本が日根野電車区に転属、新和歌山車両センターに常駐)。また、阪和線への送り込みのため221系も充当。 

○湖西線では、京都駅における大阪方面からの新快速と湖西線普通列車との接続を同一ホームに改善。 

○草津線では、朝ラッシュ時に貴生川−草津間に普通1往復を増発。

○この改正までに、223系2000番台を8連14本・4連15本の計172両を追加投入。2000番台は8連18本・4連23本の計236両に。1000番台とあわせて328両(8連27本・4連28本)が揃う。
新快速の223系化により221系が新快速運用から撤退。余剰となった221系は、丹波路快速・阪和線快速に進出、大和路線快速系に追加投入。網干電車区から8連3本・4連1本と8連中のT1M1ユニット4組の計36両が奈良電車区に転属。これにより、網干電車区の221系は8連・4連の各1本が6連2本に組み替えられ、8連11本・6連26本・4連23本(うち4連8本は福知山線用に)の336両に。奈良電車区の221系は、網干電車区からの転入により、6連11本・4連14本・2連8本の138両に(これまでの2連12本のうち4本に網干電車区から転属した4組のユニットを組み込み4連化…全車220系の新組成4連登場)。なお、丹波路快速や阪和線快速の221系は線内折り返しの周期で集中的に運用され、運用の効率化を図っている。本線運用からの丹波路快速への送り込みは、朝ラッシュ時の大阪止め快速で、戻しは夕ラッシュ時の大阪発快速で。大和路線運用からの阪和線への送り込みと戻しは和歌山線経由で。
この改正で、207系全車(404両)が吹田工場高槻派出所から明石電車区へ転属。これで明石電車区は、207系7連1本・4連58本・3連55本の計404両、205系7連4本の計28両、201系7連32本の計224両の配置となる。

2000年4月1日

網干電車区が、「網干総合車両所」と名称変更。また、明石電車区が「網干総合車両所明石支所」となる。前日の3月31日をもって鷹取工場閉鎖、網干総合車両所に業務を継承。

2000年4月28日

湖西線で、京都発20:01の普通永原行きとその折り返しの1往復を113系4連使用から201系or205系7連使用に変更。これにより、堅田−永原間に201系が初入線。ただし9月23日改正までの暫定措置。

2000年9月23日  ダイヤ改正

○嵯峨野線二条−花園間(2.7km)の複線化が完成。二条−花園間に「円町」駅が開業。
快速・普通を終日31本増発。朝ラッシュ時に京都方面に快速3本、昼間時に京都−園部間に快速毎時1往復設定。これまでの夕ラッシュ時亀岡方面快速とあわせて快速は1日22本に。快速停車駅は、京都・二条・嵯峨嵐山・亀岡・亀岡以西各駅。京都−亀岡間で、従来の普通に比べ、朝ラッシュ時で8分、昼間時で6分の短縮。昼間時の快速は園部で福知山方面の普通列車と同一ホームで接続。京都→福知山の所要時間は14分短縮され、1時間55分に。また、夕ラッシュ時には京都−亀岡間に毎時1往復の普通を増発。

○JR神戸線・JR京都線・琵琶湖線では、土休日午前の姫路方面新快速3本を8→12両に編成増強。また、夕ラッシュ時の湖西線堅田方面普通の京都発時刻の見直しにより、大阪方面からの新快速との接続を改善。京都着19時・20時台の全ての新快速から湖西線普通に同一ホームで乗り換え可能に。

2000年9月30日

きのくに線の新大阪発紀伊田辺行き夜行快速における週末の紀伊田辺−新宮間の延長運転を廃止。

2000年11月13日

福知山線の篠山口−福知山間で、113系3800番台営業運転開始。福知山運転所113系800番台を改造(先頭車改造・ワンマン改造)。2001年3月改正までに2連9本をそろえる。