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広島シティネットワーク  ダイヤ改正変遷  〜2015年〜

2015年1月25日

山陽線、西条駅の橋上駅舎が完成。

2015年1月31日

3月14日ダイヤ改正から運用開始する227系の習熟運転(ハンドル訓練)開始。広島-本郷間と広島-由宇間で実施。安芸中野駅や岩国駅では連結解放訓練も行われる。なお、2月13日の広島-由宇間の訓練には8連(2+3+3)が使用され、初めて8連での組成が見られる。

2015年3月14日  ダイヤ改正

○山陽線の広島-横川間に「新白島」駅が開業。山陽線(快速・普通)と可部線の全列車が停車。相対式ホームで8両対応。上下ホーム別改札(みどりの窓口は南口)。同日開業したアストラムライン新白島駅と連絡通路で接続。アストラムラインで中筋地区や紙屋町地区と広島駅とのアクセスが充実。

○新型電車227系が営業運転開始。広島地区ではJR発足以降初めてとなる新型電車投入で、1982年の115系3000番台投入以来約32年ぶり。呉線快速安芸路ライナーを中心に、山陽線糸崎-由宇間、呉線全線で運用を開始。改正以降、順次追加投入し、運転本数・運転区間を拡大していく。
227系の車両愛称として「Red Wing(レッドウィング)」を導入。ロゴマークを車体前面・側面・先頭車間転落防止幌に貼り付け。3ドアのステンレス車体で、厳島神社の大鳥居・広島県木のモミジ・広島カープを感じさせる赤を基調としたデザイン。転換クロスシート(車端ロングシート)、新保安システム対応(ATS-DW・実際の運用は今後導入予定)、先頭車間転落防止幌などの安全性向上、多機能トイレや車椅子スペースなどバリアフリー対応設備、LED車内案内装置設置、フルカラーLEDによる車外の種別行先表示実施。また、自動放送も山陽線広島-岩国間と呉線安芸路ライナー(ワンマン)で実施。今後、他線区にも順次拡大予定。
227系は改正までに下関総合車両所広島支所に3連(A編成)11本と2連(S編成)2本の計37両を投入。各区間の運転本数は次の通り。山陽線広島-岩国間で22本、岩国-由宇間で3本(うち1本は南岩国まで)、広島-白市間で12本(うち1本は西条まで)、白市-糸崎間で6本。呉線広島-広間で40本(うち4本は呉まで)、広-三原間で10本(うち2本は安浦まで)。3連は8運用(うち1運用はS編成と連結して固定運用)、2連は1運用に充当され、改正初日はA01〜A09とS01の計10本が運用開始。新白島駅と岩国駅で出発式が催され、山陽線広島9:00発岩国行き(新白島駅で出発式・A01が充当)と岩国8:37発白市行き(岩国駅で出発式・A06+S01)が227系の営業運転初列車となる。ちなみに、呉線の初営業運転列車は広島9:28発快速安芸路ライナー広行き(A02充当)。夜間滞泊は3連が糸崎1本・西条2本・安浦1本・広1本・広島1本・岩国2本、2連が西条1本。併結列車は、5両編成が岩国8:37発白市行き→白市10:34発岩国行き→岩国12:40発広島行きの3本。6両編成が岩国7:10発広島行きの1本。 8両編成が白市6:45発(土休日6:35発)岩国行きと広島17:00発岩国行き→岩国17:56発西条行きの3本。上記以外は3連単独運転で、呉線では併結運転は無し。8両編成は3+3+2の3編成を併結。編成間は幌が使用され貫通、連結面の先頭車同士の前照灯は消灯となる。

○広島地区にラインカラーと路線記号を設定。各駅の駅名標や路線図・案内看板・車両の種別表示(227系)にて使用。
山陽線岩国方面は、赤色のラインカラー(宮島の鳥居・もみじの色)で、「R」(Red)の路線記号。
山陽線西条方面は、緑色のラインカラー(山の色)で、「G」(Green)の路線記号。
呉線は、黄色のラインカラー(瀬戸内海の日差しの色)で、「Y」(Yellow)の路線記号。
可部線は、水色のラインカラー(水の色)で、「B」(Blue)の路線記号。
芸備線は、紫色のラインカラー(葡萄、ワイン、アジサイの色)で、「P」(Purple)

○広島駅において昼間時間帯の発車時刻をほぼ統一。(11〜14時台)
山陽線岩国方面は、毎時00・15・31(12時台は33)・45分(12時台は51・13時台は44)発
山陽線西条方面は、毎時05・20・35・50分発
呉線普通は、毎時40分発(快速は従来から毎時00・30発に統一されている)
可部線は、毎時08・28(12時台は26)・48分発に

○山陽線では、227系営業運転開始に伴い、従来の4両編成・8両編成以外に、3両編成(広島-由宇間は改正前より存在(103系3連))・5両編成・6両編成の列車が登場。一部列車は4→3両編成に短縮されるなど減車となる列車も設定。

○山陽線の上記以外の変更点は、
下りでは…
・現行白市5:08発下関行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行呉線広5:24発新山口行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行呉線安浦5:24発由宇行きが、岩国での発車時刻を18分繰り上げ。(由宇着は8:26→8:09で17分繰り上げ)。
・現行呉線広6:08発下関行きが、岩国行きに区間短縮。
・土休日運転の現行白市6:35発岩国行きが、広島以西について現行広島7:24発から現行広島7:39発の列車に立て替え。代わりに、広島7:24発岩国行きが設定され、現行広島7:39発の列車であった現行福山5:40発岩国行きが広島行きに区間短縮。
・現行西条7:17発岩国行きが、広島行きに区間短縮。代わりに現行呉線安浦6:40発快速広島行きが、岩国行きに区間延長。
・現行呉線広7:14発五日市行きが、広島行きに区間短縮。代わりに現行糸崎6:53発快速広島行きが、五日市行きに区間延長。
・現行糸崎15:14発南岩国行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行白市15:59発下関行きが、南岩国行きに区間短縮。
・現行糸崎15:57発新山口行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行呉線広16:24発岩国行きが、広島行きに区間短縮。代わりに、現行呉線広16:40発快速広島行きが、南岩国行きに区間延長。
・現行瀬野17:33発下関行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行西条17:50発新山口行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行白市17:57発南岩国行きが、新山口行きに区間延長。
・現行西条18:22発徳山行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行岡山16:17発新山口行きが、徳山行きに区間短縮。これにより、当該列車は普通列車で日本一距離が長い列車ではなくなる。
・現行西条19:04発下関行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行白市19:54発新山口行きが、岩国行きに区間短縮。
・現行呉線広19:52発岩国行きが、新山口行きに区間延長。
・現行瀬野20:30発広島行きが減便。(現行瀬野折り返しの前列車が西条まで延長され、その折り返しは回送(西条→広島)となるため減便となる)
上りでは…
・土休日運転の現行岩国5:13発白市行きが、岩国発広島行きと広島発白市行きに分割。
・現行岩国6:44発快速広島行きが岩国6:49発に5分繰り下げ(広島着は7:30→7:35)。
これに伴い、宮島口で接続する列車が現行岩国6:35発の列車から1本後の現行由宇6:31発の列車となる。
・現行五日市7:42発広島行きと現行五日市7:55発糸崎行きと現行広島8:15発呉線坂行きがそれぞれ立て替え。五日市7:41発糸崎行きと五日市7:55発呉線坂行きとなる。
・土休日運転の現行新山口5:02発広島行きが、岩国発に区間短縮。
・土休日運転の現行岩国7:50発広島行きと現行広島8:45発糸崎行きが統合。
・現行新山口5:58発白市行きが、岩国発に区間短縮。
・現行岩国8:35発広島行きと現行広島9:31発白市行きが統合。
・現行岩国8:55発糸崎行きが、広島以東について現行広島9:46発から現行広島10:02発白市行きの列車に立て替え。(土休日は岩国8:55発広島行きと広島10:02発白市行きに分割) 代わりに、現行広島9:46発の列車は現行可部線可部9:09発広島行きの列車と統合。
・現行岩国12:24発糸崎行きが大野浦発に区間短縮。
・現行大野浦13:11発糸崎行きが、岩国発に区間延長の上、岩国発広島行きと広島発糸崎行きに分割。
・現行大野浦14:05発糸崎行きが、岩国発に区間延長。
・現行岩国14:05発白市行きが大野浦発に区間短縮。
・現行大野浦15:37発糸崎行きが、岩国発に区間延長の上、岩国発広島行きと広島発糸崎行きに分割。
・現行岩国15:29発白市行きが、大野浦発に区間短縮。
・現行岩国16:07発白市行きが、広島以東について立て替え、現行広島17:06発呉線広行きを統合して広行きに変更。代わりに、広島17:01発白市行きを設定。
・現行岩国16:37発白市行きが、西条行きに区間短縮。代わりに現行岩国16:48発西条行きが、白市行きに区間延長。
・現行下関14:27発呉線広行きが、岩国発に区間短縮。
・現行南岩国17:44発福山行きが、岩国発に区間短縮。代わりに現行岩国18:10発呉線広行きが、南岩国発に区間延長。
・現行岩国17:55発呉線経由広島から快速糸崎行きが、広島以東について立て替え、現行広島18:52発西条行きを統合して西条行きに変更。代わりに、広島18:48発呉線快速糸崎行きを設定。
・現行新山口16:20発呉線坂行きが、岩国発に区間短縮。
・現行大野浦19:00発糸崎行きが、広島以東について立て替え、現行広島19:38発瀬野行きを西条行きに区間延長の上統合して西条行きに変更。(瀬野-西条間は増発となる) 代わりに、広島19:46発糸崎行きを設定。
・現行新山口19:12発糸崎行きが、岩国以東について現行岩国21:09発から現行岩国21:25発白市行きの列車に立て替え。代わりに岩国21:01発糸崎行きを設定。
また、広島駅4番のりば発の山陽線上り方面行き列車が登場(広島9:32発白市行き)。2010年3月改正で消滅した以来の復活。

○上記の通り、岩国分断が更に増加。広島発の下関行きが消滅。下関発も岩国以東行きが消滅。広島から岩国以西(南岩国・由宇発着は除く)に直通する列車は、下りは白市17:57発新山口行き・岡山16:17発徳山行き・白市19:42発徳山行き・呉線広19:52発新山口行き・白市20:57発徳山行きの4本のみに。上りは平日柳井5:45発西条行き・徳山6:25発呉線広行き・新山口19:12発白市行きの3本のみに。

○呉線では、快速安芸路ライナーの充当車両を変更。改正前の103系3連と115系4連充当から、227系3連充当(広10:00発の下り1本は除く)に変更となる。これにより広10:00発の下り1本を除く安芸路ライナーがワンマン運転となる。

○呉線の上記山陽線で触れた以外の変更点は、
下りでは…
・土休日運転の現行三原17:41発呉線経由広島行きが、三原発広行きと広発広島行きに分割。
・現行三原19:27発呉線経由広島行きが、三原発広行きと広発広島行きに分割。
上りでは…
・現行可部線可部8:49発広島から快速広行きが、可部発広島行きと広島発快速広行きに分割。
・現行可部線可部22:32発広島行きと現行広島23:32発広行きが統合。
・現行可部線可部23:18発広島行きと現行広島0:05発広行きが統合。

○可部線では、一部の列車を除き可部駅の発着ホームが変更。従来は、2番のりば発着であったが、可部駅での折り返し時間が短くなり、2番と3番のりば交互の発着となる。

○可部線の上記山陽線・呉線で触れた以外の変更点は、
・現行広島6:29発緑井行きが、広島6:18発に11分繰り上げ(緑井着は6:50→6:47)
・現行広島15:19発可部行きが、広島15:28発に9分繰り下げ(可部着は16:06で変わらない)

○芸備線は、一部時刻変更以外は特に変更点なし。

○山陽線の岩国-下関間の水曜日のみ運休していた上下4本を毎日運転に変更。

○赤ヘルナイター号については、呉線の広島22:18発呉行きの1本を増発。また、広島22:12発西条行き1本が不定期で設定される。山陽線大野浦行き2本(広島21:38・22:16発)、山陽線西条行き2本(広島21:50発・不定期22:12発)、呉線広行き1本(広島21:44発)、呉線呉行き1本(広島22:18発)の計6本(うち1本は不定期)を運転。試合終了時刻によって、時刻を繰り下げて運転される場合もあり。

○この改正をもって、下関総合車両所広島支所の103系3連が定期営業運転から撤退。
D01編成は14日改正当日の朝の呉線安浦5:24発由宇行きと折り返し由宇8:32発岩国行きをもって運用終了。そのまま広島支所に戻ることなく下関へ回送される。なお、当日に開業した新白島駅に停車する103系充当列車はこのD01編成で、最初で最後の停車となった。
D02編成は13日改正前日の昼の呉線広15:33発快速広島行きをもって運用終了。
D03編成は14日改正当日の朝の呉線広5:03発糸崎行きと折り返し糸崎7:21発呉線経由広島行きをもって運用終了。この広島10:23着の列車が広島地区での103系充当最後の列車となる。D02とD03は14日の午後に併結した6連で広島支所から下関へ回送される。
これにより、1992年から約23年間続いていた広島地区での103系運用が消滅。


【今後の予定】

・2015年5月末
    広島駅新幹線口増築部分の一部が先行開業予定。
・2015年秋頃
    可部線安芸長束駅に下り専用ホームを新設予定。従来の島式ホームは上り専用に。
    2013年6月の線路上の構内通路での事故を受けての対策。下り線利用者が構内通路を渡らずに
    行き来できるようになる。
・2016年春
    広島駅新幹線口増築完成予定。北口広場のペデストリアンデッキ完成予定。
・2016年度中
    山陽線廿日市駅橋上駅舎化完成予定。
・2017年春
    可部線河戸電化延伸開業予定。可部駅〜荒下県営住宅跡地の約1.6kmを単線電化延伸。
    中間駅(1面1線・4両対応)と終端駅(頭端式1面2線・4両対応・留置線2線)の2駅を新設。
    可部駅は現行3番のりばの西側に下りホームを新設し、相対式2面2線の交換可能駅となる。
        1・2番のりばは廃止。下りホームに改札新設。自由通路を新設。
・2017年春
    山陽線西条-八本松間に寺家(仮称)駅開業予定。
・2017年春
    山陽線大野浦駅橋上駅舎化完成予定。
・2017年度中
    山陽線岩国駅橋上駅舎化完成予定。
・2017〜18年
    広島駅橋上駅舎化・南北自由通路・橋上に商業施設新設予定。
・(未定)
    広島市東部地区連続立体交差事業。山陽線向洋駅・海田市駅周辺の高架化予定。